2014年5月10日土曜日

[ゲーム:セカンドライフ]user experienceな話。

というわけでuser experienceです。ここ数年ゲームとかで言われてる事ですな。

何ぞやと言うと、ゲームをプレイする事でプレイヤーはどれだけの体験を味わえるか、その為にどうすべきかとかそういう話しだね。

例えばゲームの世界に入り込み易い様に序盤のチュートリアルでは説明文にせず、自然と学べる様にストーリーを仕立てるとかだね。RPGだと記憶失ってたりとか持ち物奪われてる状態から始まってて、周囲の人間に状況を教わったり、一つづつ順にアイテムを手に入れて、それにあわせてゲームの要素と操作を覚えれる様にしてあるわけです。取り説を読まないで遊べるようにしてるのも、ゲーム世界に入り込めるようにって事やろな。

グラフィックで言うのなら、綺麗になりリアル感が増して行ってて、それにより体感する空気感を良くしたりとか、ゲームによってはGUIを極力減らしたり、世界観に合った物にしていき普段の生活での見た目であったり世界観を阻害しない様にするわけです。

まあ挙げると色々あるわけですが、これによりユーザーは「あのゲームをしてて、これがすごかった」だの「あそこが綺麗だった」だのとまるで旅行とかの思い出、経験を語れるだけの満足感を得られ易いわけです。


さてセカンドライフ(以下SL)です。
SLではこれらuser experience(めんどくさいんで以下ユーザー体験)に対してどう取り組んでいるかというと、ウインドライト、影、マテリアル、fittedmesh等の見た目に関するものが実装され、DBへのアクセスプロトコル改善、TP時のデータ通信改善、ビューアの表示処理の改善等々が行われています。

ですが、これだけでは駄目です。殆どの人が判ってると思いますが、SLでの体験がそこまで良い物とはなっていません。なんぞや?もっとLL頑張れよという人もいますが、これは大きな間違いがあるからです。
SLにおいてLLとはゲームで言うならばハードメーカーだったりOSのメーカーです。どんなに面白いハードでも購入者が少ないゲーム機だとか、どんなに良いPCでもつまんねーなと遊ばせてる人か結構いますね。そうLLはコンテンツメーカーじゃないからです。SLではユーザーが楽しむコンテンツはユーザー自身が作っているからです。

つまりSLでの良いユーザー体験をするには、SLでのコンテンツメーカーであるユーザー自身が生み出さないとならないわけです。現状のSLにおいて、様々な人が生み出しているコンテンツの多くは身内向けです。これはあたり前の事なんです。ユーザーが自身で楽しみたい事を制作し遊んでるわけですからね。ですがこれでは「判っている」人らにしか通用しませんし、また他の人に楽しんで貰えるようにもなっていません。また多くのSLユーザーが、SLに多くの時間を費やしている関係で他の娯楽で得られる体験をどんなものか知らない事が多く有ります。

こうしてSLは外部から来た(この良い方好きじゃないんですが)人達はSLをやってみて「なんだこのしょぼいの」となり、殆どユーザー体験を得る事なくさっていくわけです。


では今SLが必要なユーザー体験を得られる物になるにはどうすれば良いのか。実にシンプルです。
 「自分も楽しく他の人も楽しめる事やろうぜ?」
「自分が楽しければ良い」では駄目ですし「誰かやってくれるだろ」とかでも駄目なわけですな。なんせ住人が作らないと何も無い世界なんで。全部自分でやるわけに行かないのでやれる範囲でですけどね。


という事でまとめ。
SLを良いものにしたいなら、せめて自分が関ってる部分はみんなで楽しめる様になる努力しよう。

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