2014年8月19日火曜日

[漫画感想文:ブレーメンII 著:川原泉]カーライズミールはどんな神だったっけ?

ひっさびさに読み直しです。
川原和泉作品はほぼ読んでるんだけど、ブレーメンII以降は読んでないんだよね。

さてこの作品ですがSFです。
主人公の女性が輸送船の船長となり星々に物資を届ける旅で起きる事を~って物語です。
が、普通ではないです。まず船の乗組員は86だっけかな? うち人間が主人公の船長と、勝手に乗って密航してる、この船の会社の社長の二名だけです。他の乗組員はその時代の人手不足を補う為に操作されて生まれた、人に近い動物達。なんとまー凄い設定考えたもんだね。これさ、あながちファンタジーじゃないんだよ。可能性としてありえなくない未来なんだよね。川原作品の凄い事って、設定がなんかやけに「良い」んだよね。一見しておちゃらけた作風なんだけどさw

そしてそのおちゃらけつつも主人公がしっかり抑えるとこ抑えてシリアスでもあり、名言もありと良い作品となってるんだよね。その上でラストだね。ここも川原作品の特徴というんかね? ほんと大団円でハッピーエンド的な。
「みんな幸せでよかってね」なんだよ。なんとまあ見事な娯楽作品になったもんだって感じです。

登場キャラなんだけど、作品ごとに大きく変わったりもしないのも特徴で、メイプルの監督、この作品の船長など主人公の女性ってこれ本人だよね。周囲の人も感じも、あ、この人は~みたいな。なんだろうね、安心感とまでは行かないけど、全体的に優しさがあるんだわ。そして誠実なんだよね。そこがこの作品、そして川原作品の良いとこなのかもしれん。

どの作品でも良いので読んでみると良いよん。

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